本記事では、株主優待品をもらう方法に特化して、1株で優待がもらえる企業を一覧にまとめました。通常は100株を購入しないともらえない株主優待ですが、1株だけ持っていたら株主優待をくれる企業が日本にはいくつかあります。
でも、他のサイトなどを見ていると、どこの証券会社で、どの企業の株を1株だけ買えばよいのかわかりにくくないですか?今回は、優待目当てで1株を買うならば、どうすればよいかを簡潔にまとめています。
1株だけで、株主優待品が色々と届くと嬉しくなりますよね。株主優待品のメルカリでの価格感も合わせて表で説明します。
1株で株主優待をもらう方法まとめ
最初に結論
はじめに、ズバッと言ってしまいますが、初心者の方は下記の手順でいち株優待を購入することをおすすめします。
LINE証券を作ってしまって、11社の株式(2万円くらい)を1株だけ買いましょう。これだけで、ちょっとした株主優待をずっと受け取れてホクホクします。
- イチ株で株主優待がもらえる企業を見よう
- 筆者がおすすめする11社はとりあえず購入しておくと良い。
- 11社購入しても合計約2万円程度。
- 1株の株主優待でもメルカリで売れているものも多い。
- LINE証券をイチ株の株主優待をもらう専用口座にしよう
理由:- メインの証券口座で1株を買うと管理がややこしくなるため。
- 楽天証券だとイチ株購入の取扱いが無い企業が多いため。
- SBI証券だと往復の手数料がLINE証券よりも高くなるため。
1株で株主優待がもらえる企業一覧
さて、ここからは1株で株主優待がもらえる企業の説明です。
1株で株主優待がもらえる企業を一覧にまとめました。メルカリでの金額感や、筆者のおすすめ度合いも合わせて記載していますので、参考にしてみてください。
1株で株主優待がもらえる企業一覧 (23/5/12時点)
◎マークの企業は、まず1株買っておけば損はしないという企業で、「上新電機」と「パソナグループ」です。優待品の価値だけで、1株の株価を超えます笑。家族が株式投資に疎い場合でも、とりあえずLINE証券を作って、5,000円だけ入金して、この2社だけ買っておけば良いと思います。それくらいおすすめの企業です。
◯マークの企業は、優待カタログやカレンダーが中心です。正直、すごいお得!というわけではないのですが、ちょっとした優待品や配当が届くのが嬉しい人は買っておいても良いでしょう。◎と◯の企業の11社を1株だけ買うと約2万円になります。
△マークは、やや株価が高い上にあまり株主優待品も魅力的ではない企業です。資金に余裕があれば、購入しても良いと思います。
✕マークにしている企業は、1株の株価が高い企業なので、手持ち資金次第というところでしょうか。株価が高いと値下がりリスクもあるので、1株優待目当てで購入したのに、それ以上に損をする可能性もあるのでご注意ください。
なお、上記の表は、下記を参照して作成しています。
参考:LINE証券のいちかぶ対象銘柄
https://line-sec.co.jp/contents/stock-1005-A.html
参考:楽天証券のかぶミニの取扱銘柄一覧
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/ols/lineup/pdf/pdf_01.pdf
そのほか、こちらのサイトでは隠れ優待を一覧表にまとめておられるので、優待がもらえるかどうか分からないが購入をしてみたいという方は、参考になるかと思います。
1株保有で端株優待と隠れ優待を得る【2023年版】 | Security Akademeia【セキュリティアカデメイア】
イチ株を取り扱っている証券会社
1株から購入できる主な証券会社は下記の通りです。おそらくこのページに来られている方は、既にどこかの証券口座をメインでお持ちではないかと思います。
さて、ここでは3つの理由から、LINE証券をおすすめします。
①メインの証券口座で1株を買うと管理がややこしくなる
今回は、イチ株を購入するわけですが、例えば10社以上イチ株で購入したとすると、メインの証券会社にも、その会社が一覧として出てくるわけです。
それは、見にくくないですか?
筆者は、メインでSBI証券、サブで楽天証券を使っています。SBI証券でイチ株の株式を買ったとして、ひとつの証券会社で管理ができるのは良さそうなのですが、基本的に1株は放置で良いと思っているので、見る必要もありません。なので、メイン口座とサブ口座は避けたほうが良いかなと考えています。
なので、もしLINE証券をメインで今後も使い続けるという場合以外は、LINE証券は1株専用口座にしてしまうことをおすすめします。まぁ、LINE証券がメイン口座というのは使いにくいので、これをきっかけにしてSBI証券か楽天証券に口座を作るほうが良いですね。
ちなみに、筆者がメインでSBI証券を使っている理由は、1日の購入が100万円以上だと手数料がSBI証券が安いことと、三井住友クレジットカードのポイント付与に旨味があるからです。サブで楽天証券を使っている理由は、楽天証券にしかない投資信託があることや、楽天経済圏のポイント付与キャンペーンがあることなどが理由です。
②楽天証券だとイチ株購入の取扱いが無い企業が多い
さて、ここでSBI証券をメインに使っている方は、楽天証券でイチ株を買えばよいのではと思ったのではないでしょうか?それができれば、筆者も良いと思うのですが、株主優待が1株からある企業は、楽天証券だと取扱いが無いケースが多いのです。
一覧表は、下部に記載していますので、ご確認ください。1株優待がある企業を買いたいと思ったときに、楽天証券では半分も買うことができません。残念です。
③SBI証券だと往復の手数料がLINE証券よりも高くなる
それでは、楽天証券をメインに使っている方であれば、SBI証券でイチ株を買えばよいのでは無いかと考えるかたもおられるのではないでしょうか。それでも良いのですが、1株を買う場合は、LINE証券のほうがSBI証券よりも手数料が安い、ということが主な理由になります。
SBI証券では、株式の購入時は無料なのですが、売却時に最低55円が掛かってくることになります。これはLINE証券よりも高い手数料になります。
加えて、LINE証券では1株であってもリアルタイムでの注文が可能なことがメリットです(安いタイミングで購入ができる)。ただ、いずれにしても手数料は安いので、ここは利用者の好み次第でも良いかもしれませんね。
イチ株で株主優待をもらうときの注意点
LINE証券では日本ケミファは購入できない
LINE証券で購入する場合に、1点だけ注意なのですが、日本ケミファだけはLINE証券で購入することができません。日本ケミファだけは、メインやサブの証券会社で購入するなどしても良いかと思います。
複数の証券会社で1株だけ購入しても無意味
LINE証券だけでなく、複数の証券会社で1株を購入をしたとしても、複数の優待がもらえるわけではない点に注意しましょう。あなた個人に特定されます。なお、家族の分だけ株主優待をもらうことはOKなので、家族分の証券口座を作ることをおすすめします。
まとめ
数万円の資金でも、簡単に株が購入できて株主優待がもらえると嬉しくなりますね。皆様の株ライフの参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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